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2011年4月27日 (水)

ニョッコ・フリットにラルドのミンチ

イタリアは、ボローニャに住む友人がいます。

今年の誕生日。そういや去年の誕生日もそうだったか。ことあるごとに彼からは「日本じゃ喰えないだろうむはははは」な料理写真が、送られてきます。

それはいつも私を一瞬にして激昂させるほどのインパクト写真ばかりなのですが、今回は特に、本当に、人の気持ちを逆なでするひどい写真だったので、皆さんにも見てもらおうと思いますよ。

Photo

ボローニャの山奥にて↑

 

さあ、一見しただけでは「激昂ポイント」が分かりづらいかもしれませんね。

これはエミリア地方の郷土料理。この店のメニュー表記は「クレシェンティーネ:Crescentine」となっていますが、同じモノがパルマだと「トルタ・フリッタ」、ピアチェンツァでは「キソリーニ」、フェッラーラでは「ピンツィーノ」と呼ばれ、そしてボローニャの彼は「ニョッコ・フリット」と呼んでいる逸品です。

ニョッコ・フリット。真ん中がぷっくり膨らんだ揚げパン、といえばいいだろうか(ニョッコとはニョッキの単数形。フリットは揚げ物)
写真では下の方に写っている、黄金色の四角いヤツがそれです。そもそもドーナツやカレーパンなど、パン生地を揚げたヤツがまずかった試しなし。食べる前からおいしいに決まっている。なにしろ現地にはニョッコフリット専門店まであるそうで。

日本でも出している店はあります。生ハムの横にちょこんと添えてあったり、中に詰め物をして前菜の一皿にあったり、単純にお通し感覚で出されたこともあったな。

人によってレシピも、形も全然違うとのことで、ちょっとググっただけでも、三角、四角、丸、大きいの小さいの様々。

Otto

ニョッコフリットの食べ方↑

 

この料理の何が私の心に火をつけたかというと、1番上の皿に乗っているモノなんです。

基本的に「ハム類、フレッシュチーズ、ピクルス」と一緒に出され、割り開いたニョッコの中に乗せたり詰めたりして食べる、メガメタボ料理がニョッコ・フリット。上記の写真にも、どっちが主役なんだと笑うほどたっぷりハム類などが添えてあるけれど、注目は1番上の皿の左。薄茶色のペーストっぽいのにスプーンが添えてある、それ。

 

ラルドのミンチ

 

ラルドと言えば禁断の食べ物。初めて食べたときはその背徳の味に、めまいがしそうでした。コノ背徳感は木の実のはちみつ漬けに匹敵するほど。

脂、ただ脂。
ま、時には少々の肉っけもあるが、ほぼ脂。
ベーコンやパンチェッタの旨さの源は何だ? 脂だ。
とんかつの旨い店は何が旨いんだ? 脂だ。

食べたら太る。でも旨い。
身体に悪い。でも旨い。

薄くスライスしていただくのが一般的(固まりだとさすがにアレだし)なラルドを、ミンチにし、香草(ミントと小ネギだそうだ)と黒胡椒を混ぜてあるだと!

ソレをニョッコフリットに気ままに挟んで食べるだと!

 

脂+油。
イタリア人以外にこの組み合わせができるだろうか

 

しかもこのニョッコフリット、なんと大人の男の手のひら大くらいの大きさだそうで。
それが9個ついて、上記のハムラルドチーズ等も全部ついて

12ユーロ! 

 

じゃ、ちょっとラルド買いにいってくるわ

Photo_2

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06:パンと甘いもの」カテゴリの記事

コメント

なるほど、だから「脂」は、肉月(にくづき)に「旨」と書くのか。ナットク。

投稿: つかぽん | 2011年4月27日 (水) 21時21分

ラルドラルド…あ、はなぶさ語だとラードだ(笑)。

ちょっと前、コンビニで《脂部》とか何とか名乗るメタボ部活動みたいなシリーズ弁当とか見たんですけど。

で、普段は遠ざけてますが確かに旨いんですよね。つかぽんさんの読み解きに感動しました。

イタリアと云えば若い娘さんはすらりとしてるのに、おかーさん方の体型がアレなのは…こんなの愛好してるからですか?

投稿: 中林20系 | 2011年5月 1日 (日) 19時20分

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