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2010年2月26日 (金)

"ロ"はロゴスキーの"ロ"

実家は大変外食好きの家でした

田舎のこととて飲食店も少ないのですが、せっせと館山、木更津、はたまた千葉、そして東京へも足しげく通う週末

担任の先生から「いずみちゃんのところは毎週出かけているの!?」と、悪いことをしているかのように詰問されても、同級生に「うちは出かけるとおばあちゃんに怒られる」と祖父母が同居してないことを羨ましがられても、まったく意に介さず欲望のままに食べまくっていたのです

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ノスタルジア系洋食の一例

 
 

東京へ出かけても何か高価な物を買うのではなく、とにかく食べ物オンリーの浪費
旨いと評判の店でがっつり喰い、途中通りかかった店で食料品をがっつり買い、疲れたといって甘いものをがっつり喰い、房総の田舎まで帰る道すがらまた何かをがっつり喰い、で明らかに食い過ぎ。買い過ぎ。

 

おかげで私も、衣と住には無頓着だが食は不相応な贅沢をする人間になってしまいました。
フリマで300円のスカートを迷っても、5000円のオリーブオイルには躊躇せず
インテリアとかよく分からないけど、真昆布からダシをひくのは造作もなく
これまた躊躇しない古本のホコリにまみれ、お気に入りのグラス、器、上等な料理を味わうことはきっと一生続く悪趣味

 

どんなことにも偏向性があるように、うちの好みは中華とロシアでした。中華はまだ古い店舗だった時の随園別館がお気に入り。

ロシア料理は今は亡きロゴスキー渋谷本店がとても好きで、ホントによく行ったもんです。

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いつもつぼ焼きペリメニピロシキあたりを子供達にあてがい、親は前菜盛り合わせシャシリクチキンキエフで一杯飲み。長じて自分のお金で行くようになっても相変わらずつぼ焼きペリメニはマスト、なおかつピロシキを土産に購入・家でもロゴスキー。とにかく大好きロゴスキー。

 

ところが20年ぶりに東京へ戻ってみると、アノ思い出の本店はとうに無く、東急プラザの地下にあったピロシキショップもありません。さりとて東急プラザの9階に行くのは何か違う。無い物ねだりは百も承知。店で食べるなら本店で食べたい。ピロシキ2つだけ地下のショップで買いたい。

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さてそんな渇望も忘れかけていた10月はたそがれ
世田谷区役所へ行った帰り、ふらふらと自転車で徘徊していると、何かが道をやってきました
ロゴスキーの紙袋を下げた人が歩いてきました。

1人だけなら「ああ、まあ、そういう人も歩いているかな」で見逃してやるのですが、なんと3人が3人とも紙袋を持っているのです。
「今ロゴスキーを買ってきた」感に満ちあふれ、やってくるのです
あああ、コレはひょっとして
もしや、まさか、よもやのもしや

この先にロゴスキーの店があるのでは

道の両側をくまなく凝視し、自転車をかっとばして探す探すロゴスキー
全然見つからなくて、駆けずり回って、ようやく探し当てたソレは「何度も前を通ったのに気づかない」ほど小さな工場の入り口でした。工場の入り口でごく少量だけ、地味に販売していたのでした。ショップの体裁をとっておらず、会議机の上に少しの商品と、見本が置いてあるだけ。しかも店の人は呼ばないと出てこないし

 

 

★工場の壁に貼ってあるメニュー

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なんと嬉しいことに、直売お値打ち価格
「ご近所の皆様への感謝の気持ち」だそうで、いやはや有り難や。自転車で15分もかかる私が「ご近所」なのかどうかはさておき

 

 

★肉ピロシキと、野菜ピロシキ

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ロゴスキーで最も好きなのはもちろん肉ピロシキなのですが、最も酒にあうのは蟹ピロシキだと昔から思っていました。ビールもよし、ワインもよし、昨今流行りのハイボールもよし。もちろんモスクワの白熊のコードネームを持つ貴兄はウオッカがぶ飲みでもヨシ。

基本的にピロシキは注文を受けてから揚げるため、この日も20分待ってくれればその間に揚げるけれど?と言ってくれたけど、ちょうど肉と野菜の揚げたてがあったので、蟹はあきらめ。本当は蟹ピロシキが買いたかったが仕方ない。

 

 

★ペリメニ

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文化は伝播していくんだなあと分かるメニュー。
小麦粉を練って伸ばした皮に肉っぽいものを包んだ食べ物は、中国から西へ西へ伝わっていくうちに少しずつ味も形も変化し、その最終形態がラビオリなんだろうと思うのですが、モンゴルからロシアにやってきたそいつは酢醤油ならぬ、酸っぱいバターソースで食べる水餃子の仲間

店によって、また同じロシア料理といってもシェフの出身地(ロシアというか旧ソ連も広いからね)によって、トマトソースかけたり、スメタナ(サワークリーム)のせたり、スープの中に入れたりするそうだが、ロゴスキーっ子の私はこの、ちょっと酸っぱいバターソースが大好き。ソースも一緒につけてくれるので、餃子を茹でている間に解凍しとくと手際よし

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今思えばきっと、あの3人組はランチボックスを買ったのに違いない。私が辿り着いた時にはすでに売り切れでした。まあその後いつだって売り切れなので、相当早い時間に行かないとダメかも

前述のように、店頭には少量の在庫しかおかないようなので、欲しいものがあるときは電話しといた方がイイです
ピロシキなんかは待ち時間20分だが、つぼやきは1時間だ。
予約しとけば大丈夫

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お気軽ロシアン
近所の方はぜひ
世田谷の自慢の1つといっていいです
 

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コメント

あっこのピロシキうまそー、いいなあ

私にとってロシア料理とは長いあいだ
♪甘いお菓子のお国の便り
♪パルナス パルナス モスクワの味
で売ってたピロシキでしたよ
(カンサイジンにしかわからんかも)

明日尼崎に買いに行こうかなあ
おとぎの国のピロシキ

投稿: いけずな京女 | 2010年2月26日 (金) 16時23分

フィンランドにも、ピロシキと同じものが売ってました。名前を聞きそびれましたが・・・

ポーランド料理としてカナダでも、ペリメニと同じものが売ってました。ピエロギ、と書いてましたが・・・餃子部会長として、各種(具が餃子的おかず系と甘いおやつ系に分かれる)食べました!

投稿: apple-a | 2010年2月26日 (金) 17時19分

そっかー!いずみさんの食へのこだわりは、ご両親から受け継がれたものだったのですね。

投稿: GO!GO!マリーンズ | 2010年2月26日 (金) 17時54分

うらやましぃぞぉ〜〜!!!
(バタバタバタバタ)←暴れている音

投稿: MAY | 2010年2月26日 (金) 18時01分

>京女さん
ああパルナス!むしろ憧れだようパルナス
クレーナフに、パルピロ〜
http://www.youtube.com/watch?v=YKw4T_10sfQ

こんな寂しい歌とは知らなかったよw

>apple-aさん
まあアジアからヨーロッパ総なめですからね。ペリメニは甘くしないのが特徴なんだよ。ピロギやピェロギやペローギは甘いのあるけど

>マリーンズさん
食べる欲望に対してだらしないと思うんだよう
一度なんか、まず11時半にママと2人でがっつりランチを食べて、その後13時半にパパと合流して何事もなかったようにまたランチ食べたのよう
「パパには内緒よ」と釘をさされたのよう。目の前の新しい店、未知の味はとりあえず試したい・欲望の限りなんだよう

>MAYさん
ちょっと行きづらい場所だもんね
私も自転車が無かったら、かなりメンドクサイもんな。うん。

今度宮さんが農大にくるときに、デスクに車出してもらって、宮さんの見舞いと、ピロシキと、例の豚まんと、私のオススメパン屋を回るといいよう。地図をかいてあげるよう。おこづかいはあげないよう

投稿: じろまるいずみ | 2010年2月26日 (金) 18時36分

ロゴスキーは有名ながら、セントラルキッチンがあったことに驚愕!

三鷹(住所は自転車マナー最悪の武蔵野市)に、注文を受けてからカレーパン等を揚げてくれるお弁当屋(井の頭通り沿い)があります。

ロゴスキーで思い出したんですが、昔深夜に『フロスキー』なる入浴用品のTVCMがあったコトを突然思い出しました。

※いずみさんのブログ、何だかいつも“過去の何か”を“突然”思い出します。しかもルサンチマンなものが多いし(笑)。

当時の同居人がTV持ってたから観られたんですが(わたしは個人的にTVレス生活)、スキンヘッドに口髭のジンガイ(ロシア人かどーかは不明)が、しかもふたり同時に狭い風呂に入ってて!そのふたりが双子みたいにそっくりだったんですよ!

ロゴスキー工房、世田谷だし、行ってみようかと思いました♪

投稿: なかB-ず | 2010年2月26日 (金) 20時31分

東京には各国の料理(しかもレベルが高い)が集まってていいなあ!!と心底思います。東京在住の姉宅へ遊びに行くときは、必ず中東料理やアジア料理を食べに行きます。次回はロシアかモンゴル料理をターゲットにすえました。

投稿: 坂本 | 2010年2月26日 (金) 22時48分

えっ300円まで?

投稿: MAY | 2010年2月27日 (土) 00時36分

パルナスは、唯一の後継店が、阪神尼崎のモンパルナスだとか…

ロシア料理を頂くのならば、ウォトカだけでは無くてクワスも欠かせない…とか云う話を聞きますが。

新宿西口、スンガリー(だったかな? 地下の店)も、ロシア料理の店としては、それなりに良い感じだと思いますが…

仕事先で隣の席の方は、カザフの方。
そちらの料理も食べてみたい…と切望する今日この頃…

投稿: こひつじas防人 | 2010年2月27日 (土) 01時05分

私の家は祖母(母の母)が半同居でしたが、この人はお嬢様育ち、しかも成金のお嬢様だった(笑)ので、戦後どんなに土地を切り売りしたり零落しても派手好きだったので、率先して出かけるのは祖母でした。田舎とはいえ温泉地が密集しているので土地柄も派手でした。冠婚葬祭の頼母講の体裁をとって老若男女問わず外食三昧の土地柄(享楽的なのでお祭り=冠婚、選挙・笑、還暦とかのお祭りには役立つが、葬祭では金でもめる傾向が強い)。
でも母親は反面教師なのか、近隣の明るくない農村の空気のほうの影響を受けたのか地味です。

ロシア料理大好きですが、なぜピロシキに春雨なのか長年の疑問です。ロシアには春雨あるんでしょうか。

投稿: YKヒルビリー | 2010年2月27日 (土) 15時04分

イチバンの贅沢ですね♪

投稿: jimmy | 2010年2月27日 (土) 16時22分

幼少のころは食べ歩きの記憶無し、学生のときに人の財布でおなかいっぱいになる快感を知りました。最後は手巻きシャリ抜きでおなかいっぱいになるまで…

投稿: DO・塩竃 | 2010年2月27日 (土) 17時10分

>中林さん
ぜひぜひ、なんだか満足感のある割引値段です。1000円あれば、しあわせ

>坂本さん
確かに飲食店の種類と数はすごいですよね。ひどく安くて旨いモノから、ひどく高くてマズいモノまで、玉石混合だけどw

仰るように、各国料理がオススメです。普通のオフィス街でペルーランチや、アフリカランチが食べられるなんてのは、東京ならではだと思う

>MAYさん
おやつは300円までだけど、豚まんとピロシキ代は無制限です

>こひつじさん
カザフスタン!!! いいなあ。おトモダチになって是非おうちに招かれてよう。小さい頃から普通に食べてきたものを御馳走してもらってよう

>ヒルビリーさん
春雨については以前調べたコトがあります。たぶん30年前と現代ではまた違うのでしょうが、結論からいうとロシアには春雨は無いそうです。
ピロシキは揚げパンの総称みたいなもんだから、中身に制限はないらしいんだけど、春雨は恐らく日本のアレンジじゃないかという話です。ただ、中国に近い場所では春雨くらいあるかもしれないよね

関係ないけど、かつて三重県でどうしてもピロシキと豚まんの区別がつかない人がいたなあと思い出しましたよ。いや、揚げてるしピロシキ

>ジミーさん
贅沢は素敵? 贅沢は敵?

>塩竃さん
私は「自分の財布で腹一杯」の方が好きなんですよう。
食べるという行為において、他人の気持ちなんか慮りたくもないんですよね。ちょー自分勝手に食べたいんですよね

ホントにお金だけ出して、同行もせず、報告も必要なく、好きなもん喰ってこいという人は中々いないしなあ。

投稿: じろまるいずみ | 2010年3月 1日 (月) 08時38分

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